静岡県公立高校入試対策 入門
目次
本の概要
第一章 静岡県公立高校の入試のルール
この章では、県教育委員会の資料を基に静岡県公立高校入試について解説しています。
中学生の保護者の方は学校からある説明でおおよそ理解をすることができますが、塾の視点から解説することでルールの基本を復習する機会になります。
第二章 ボクは公立高校に行けるの
どのような状況であれば公立高校に行けるのかという目安にすることができる章です。
そして実際にどのくらいの確率で公立高校に行けるのか一つの考え方をお話ししています。
「公立高校に行けるのかなあ」となんとなく思っている状態から少し進んだ考え方をする機会になると思います。
第三章 対策
この章では、静岡県公立高校入試の仕組みを理解した対策についてお話をしてます。
どのように学習していけばよいのか、そして入試に関わる「情報」について、ある噂「実力重視」を一つ取り上げて向き合い方を提示いたします。
そしてどのように行動すればよいのかをお話しいたします。
第四章 入試対策前の勉強
この本では入試対策を二つに分けてみました。
①入試の時に行われる学力検査(入試問題)で点を取る為の勉強
②学力検査で点を取る為の勉強以前の活動
この二つのうち二番目の「学力検査で点を取る為の勉強以前の活動」が入試にはとても重要です。
その理由と実際にどのように行動するのかについてお話ししています。
多くの中学生保護者の方々が「わかってはいるけれど」という部分を、少し掘り下げて、より理解することで、ブレのない活動にするための情報が書かれています。
第五章 入試対策
この章は入試の時に行われる入試問題で点を取る為の勉強についてお話ししています。
塾に通っている時は塾にある資料を活用することができます。主人公はその資料をみて受験する高校を決定します。
そして入試問題で点をとるための勉強方法の一つを主人公の取組みを通してお話しいたします。
登場人物
タケシ君
このお話しの主人公。
静岡市清水区の公立中学校に通う中学生。
元々あまり良くない成績がさらに下がり始めたので、「塾に通う」ということにすればよいかということで塾に通うことにした。
塾は「宿題が無くて安い塾」ということで自分で決めた。
部活動をしているけど、ぱっとしない。
勉強は好きではないけれど、公立高校に行けるかなあというくらいの気持ちで勉強に少しずつ向き合い始める。
黒田先生
タケシ君が通い始めた塾の講師。
塾の経営者でもあるが自分でも授業を受け持って生徒達に学習指導をしている。
情報を集めて役立てることが得意。
積極的に相談に来るタケシ君に集めた情報を基にした説明をする。
時々、何の根拠もない理解不能な説明があるが、タケシ君にとって、それが役に立っていると思われる。
友達A
タケシ君と同じ学校に通う同級生の友達。
タケシ君の通う塾とは違う大手の塾に行っている。
ちゃんとした名前があるが本の中では個人情報ということでAと呼ぶことにしている。
タケシ君とは高校入試の情報交換をしている。
Aの通う塾が言っている「あること」にタケシ君が不安を強く持ち始める。
タケシ君のお母さん
タケシ君はお母さんのことが本当に好きらしい。
公立高校に行きたいと思い始めたのもお母さんにお金の心配をさせたくないからということが大きい。
タケシ君の行動について本当に理解のあるお母さん。
その他
友達Aの友達。
友達A情報の中に登場する塾に通わないでも勉強ができる中学生。
読者の感想
ご感想をありがとうございます。
作者のコメントを少し記載させていただきます。(静岡県内の方のみ)
静岡県内の方
小学生の頃から、勉強は私がみてきましたが受験になるとなかなか難しいことも多くなってきます。
内申書の事などは、先生方からお聞きしてもなかなか分かりにくいため、このようにまとめて下さっていると心強いです。
部活をしながら、中2から進学について真摯に向き合ったタケシ君も、それを支えていた黒田先生やお母さんの優しさも素晴らしいと思いました。
静岡市在住 中2長男 母
作者より:タケシ君のお母さんは本当は心穏やかではなかったと思います。お母さんはみなさん本当に優しいですね。
私の長男は私立高校に進学し、当時は妻が中心となって進学のサポートをしていました。今タケシ君の場合を読んで当時の自分が如何に無責任だったかを痛切に感じています。この本で清水市内の公立高校を受験する上で必要な、情報や対策などを具体的な数字を交えて把握することが出来ました。現在次男が中学2年生で間もなく高校受験を迎えますので、妻に任せきりにせず一緒にサポートして行きたいと思います。
静岡市在住 中2次男 父
作者より:お父様のご理解とサポートはとても心強いものになると思います。
静岡県に住んでいる会社員です。子供の受験はまだ先ですが静岡県の公立高校入試というなかなか得ることができない貴重な情報を得ることができ、ためになりました。この情報を生かして子供の高校入試の目標達成の手助けができるのではないかと思いました。
特に、「内申の付け方とテストの点」については、中学校に通う子供に教えてあげたいと思います。
静岡県在住 中1長男 父
作者より:「知行合一」知識を得ることと行動に結びつけることは本当に大切ですね。
この本を読んで色んな仕組みがあるんだなということが分かった、大変参考になった原稿です。私は学校や勉強が好きでしたので、受験の経験って何度か経験したことがありますし、ある意味当時の私はタケシ君みたいな感じだったと思います。長男も一生懸命に良い進学ができるために頑張っていますので、温かく見守りたいと思っています。 静岡市在住 長男中3 父親
作者より:ご家族の暖かい見守りは本当に助かります。その暖かさの中で安心して「やろうと思っていること」に打ち込むことができます。
妹夫婦の姪が来年から中学生になります。中学にもなれば学業に本格的に取り組む必要があるため、家族で協力していくつもりです。私は静岡出身ではなく受験の仕組みには疎かったのですが、この本では当事者目線で話が進むのでとても理解しやすかったです。それに1を足していくという話にははっとさせられました。便利な世の中でつい近道を探してしまいますが、なにより子供の気持ちに寄り添うことが大事だと気付かされます。
静岡市 小6姪 叔父
作者より:子供によって本当の気持ちを表に出すことができないことがあります。そしてどうしたらよいかもわからない。そんな時にこの本がお役にたてればと思います。
静岡県の公立高校入試について詳しく解説されています。中学2年生のタケシくんが高校受験に向けて努力する様子を文章を読みながら追うことで公立高校入試までの流れをつかむことができます。塾は受験についていろいろな役に立つ情報を持っているため、塾に行っていると受験をするにあたって、大変有利になると思いました。
静岡市在住 小6長女 母
作者より:A君の友達のように塾に行かなくても静岡県公立高校入試に対応することができます。タケシ君は塾に通いましたので、塾をしっかり利用したというお話しにしました。塾は道具です、勉強環境や情報、とことん使ってください。
読者の感想 静岡県外の方
4年前に公立高校入試を経験した大学生です。私が受験生の時は親を含め先生もあまり頼りにならなかったので自分でネットを駆使して調べるしかありませんでした。しかしネットには不確定情報も多く、調べるほど不安になるばかり…。この本みたいに入試の実態が丁寧に親しみやすく書かれたものがあったら良かったなぁともいました。また”どのように”頑張ればよいかが分かりやすく大変良いです。
福岡市 大学生
静岡県の公立高校に行きたい中学生、親御さんには大変ためになる本だと思いました。現在の学校、塾のリアルな実態が良くわかるし、受験生(タケシ君)の気持ちやモチベーションのあげ方なども良く理解できます。良い塾を選ぶことの重要性もわかります。教育委員会の解説コーナーがあるのも分かりやすくて読みやすいです。福岡県版も欲しいと思いました。
福岡県福岡市在住 小4男子 母
娘が私立中学受験の為に、家庭教師の方に今回大変お世話になりました。
中学生の高校受験では昔から、内申点が日頃の成果で積み上げられて公立高校の選択をする指標でしたし、思ったよりも内申点が悪いから苦慮した記憶も自分自身明確にあります。遡って中年となった自分も主人公と酷似した不安を抱えて大手の塾に通っていましたので、どちらかと言えば娘の受験勉強よりも自分の経験した昔の記憶の方が、より主人公の心情を考えるには適しています。最後になりましたが、縁あって先生の塾で勉強出来たお子さんは有意義な時間を過ごせたと想像します。
北海道札幌市在住 小学校6年娘 父
受験対策というと淡々と説明したものが多いですが、この本は中学生のタケシ君の視点から受験生の迷いや不安、本音が書かれており、とても受験生に寄り添った内容だと思いました。「不安はエネルギーになる」「実力は増やせる」という言葉は大人にも励みになります。今現在悩んでいるであろう中学生の甥っ子にぜひ読ませたい本です。子供はもう高校生ですが、大学受験版もあると嬉しいです。
高校生 母
年の離れた妹がいて、勉強は私が教えることもありましたが限界があり塾にも通っています。私の場合は個人授業の塾に通っていましたが、妹は集団で勉強ができる塾の環境が合っていたみたいです。自分の性格と生活スタイルに合ったところを選ん方がよいとありましたし、それができていたんだなと思いました。公立高校ではなく、私の住む地域では県立高校になりますが、県立を費用の面で選択する人が多いのですが、妹には将来を考えて私立でも県立でも好きな学校を選んでもらいたいなと思いました。
栃木県宇都宮市在住 中2次女 姉
小学校から高校まで東京のエスカレーター式私立だったので、公立入試とは縁がなく、仕組みも全く知りませんでした。 100%テストで選ばれるものだと思っていたので、希望枠と裁量枠というのがあるのに驚きました。よく聞く内申という言葉も、公立受験をする場合には常識なのでしょうが、よくわからないままだったので説明があってよかったです。自分が大学受験をした時は塾に行っておらず、頼みの学校の先生方はあまり力になってくれなかったので、作中の黒田先生はタケシ君に対して真摯で、答えづらい質問でもちゃんと答えてくれるのがいいなあと感じました。作品を読んで、受験までの流れがよくイメージできました。
世田谷区在住 新社会人
入試の仕組みが違う事に驚きました。今後受験をする家庭にはこの本を読む事で、下調べをする良い機会になると思います。内申点は、先生の個人的な感情が反映されるのですね。先生と合わないと大変だなと感じました。我が子は塾のやり方が合わず途中で塾を変えた苦い経験があるので、有名塾だから選ぶのではなく、タケシ君のように生活スタイルや性格から自分に合う塾を見つけるべきだと思いました。
千葉県浦安市在住 中3長男 母
私は私立の中学校に中学受験をして入学しました。そのため、エレベーター方式で高校生になることができました。なので、公立高校の高校入試の仕組みや雰囲気、対策などをまったく知らなかったので興味深く読ませてもらいました。それを小説風にしている所が大変読みやすかったです。他県版もあるとおもしろいと思いました。
広島県福山市 会社員
小学生のうちは学校の勉強や宿題、ちょっとした事は親が教えるだけである程度の評価が得られるが、中学になると親の教えれる範囲も越えてどうしても塾に頼る事に直面すると思う。しかし塾に通ってもは本人のやる気の問題が出てくる。
タケシ君の様に自ら塾の必要性を感じるような周りの環境も必要で、しっかりと親や親族が高校受験の仕組みを理解する為にも、このタケシ君の受験に対する取り組み方は参考になると思う。
愛媛県新居浜市在住、小6長男 叔父
学校と塾は組織として対立しているものと思っていましたが誤解でした。親、子供、塾、学校が、入試について知識を共有し連携をとっているのですね。静岡県公立高校入試の流れや対策が、ちょっと解説コーナーの随所にある「POINT」のおかげでとても把握しやすくなっています。受験生の不安な気持ちにどうよりそっていくか、メンタルの面でも家族として非常に参考になりました。
広島県在住 中2長男 叔母
入試の仕組みや塾の利用の仕方のコツのようなものが、リアルなタケシ君の日常を通してすんなりと理解することができて、中学生になったら長男に読んでもらいたいと感じました。
模擬試験は受けられるだけ受けた方が良いと捉えていたので、模擬試験にデメリットがあるということを知ることができたのは、目からうろこで自分の視野の狭さを痛感しました。
高崎市在住 小6長男 父
自分自身も公立高校を受験して通っていました。私自身、中学時代は部活を頑張っていたのもあり特に最初の部分は共感できる点がありました。タケシ君よりはしっかり受験に向き合えていた自信はないのですが(笑)色々思い出した事もあり、まだ先ですが自分の子供が受験をする時しっかり知識として私立、公立高校問わず色々な事を知っておき子供の相談に私ものれるようになりたいと思いました。
新潟県で幼稚園児の子供を持つ20代の主婦
私自身は愛知県の出身で、高校も県内の学校に通っていました。自分が志望した高校は、当日点の配分が大きかったため、どちらかというと、「学力面+運」に左右されていた気がします。比較して、静岡県の場合、内申書もしっかりと考慮してくれるのは、普段からの行いがフィードバックされた形で、高校側にアピールできるため、社会に出てからの会社組織との類似点を考えると、理にかなった方法かなと感じました。
滋賀県在住 大学生
兵庫県の公立高校入試を経験した大学生です。この本を通して静岡県の公立高校入試の仕組みを初めて知りました。やはり県ごとに違うのですね。内申点の計算の仕方が特に違っていました。入試当日は受験生にとって最も大きなプレッシャーがのしかかる日です。しかし、普段のがんばりも評価されるということを中学校低学年から知っていると1歩先に立てるのではないでしょうか。
三田市在住 大学生
同じように高校受験で塾の面談を受けて色々不安な気持ちになった時のことを思い出しました。
そして、静岡県の高校受験の資料を使って受験をする上で説得力のある指導をされていてすごいと思いました。
単にこの高校は無理だから受験するなとは言わずに自己責任でチャレンジさせる事もあるという姿勢に感心しました。 また黒田先生も当たり前の事を言っているようで聞いている人が不快にならないように例示をして分かりやすく指導しているので中学生くらいの時期でも素直に聞けるように丁寧に話しているのが好感が持てました。
鳥取市在住 中一長男 母
埼玉県とはルールが異なるのですが、さまざまな注意事項は共通していると思います。高校入試は人生ではじめての大きな正念場ですし、親子で焦って冷静な対応ができないことも多いかもしれません。
このようなポイントを押さえたアドバイスをして下さる方は周りにいないので、こちらを傍らにおいて読みつつ、受験まで歩んでいけると思うと安心できます。中でも、「怪情報に注意」というコメントは身にしみました。
さいたま市在住 中2長男 母
静岡県公立高校入試対策入門 静岡市清水区中学生タケシ君の場合 冊子版
2019年10月18日発売開始しました
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冊子価格450円+消費税+送料188円=683円
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※130ページの冊子にしては少し高いかなあという感じですが、販売時印刷数において原価が500円以上しますので精一杯の価格であることをご理解ください。
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